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遠距離恋愛 ~Bellina~



次へのステップ


『すごい喧嘩をした。僕は家をでる。』


こんなメールが来たのは、まだお昼にもならない時だった。



「家を出るなんていわないで。
ちゃんと話したほうがいいわよ。そんなに急に色々決めないで。冷静に。」



『もう決めたんだ。書類にサインをする』



離婚届だ。



もしかして、私が原因なのかと思い、怖くなった。
私はそんな離婚をされてしまうほど、彼に関わっていないし・・・付き合っているわけではない。
そしてそんな責任を負うなんて、冗談じゃないと思った。


ただ、私はTeddyに何度か言っていた。


Teddyと付き合わない理由は、Teddyが結婚をしているから。
結婚をして子供がいる人は、自分のパートナーの条件から一番に外れるのだと。

これだけは、譲れない自分の一線であった。
だから、離婚をしたって私の条件からは外れるのだ。



『君のせいじゃないよ。僕がLazyだからね。基本的に合わないんだよ。
もう2年も前から一緒にはやっていけないとお互い思ってた。』



Teddyと会ったのは10月だけれども、本当によく会うようになったのは12月・・・いえ1月からだ。
そう考えると、あまりにも急すぎる。


本当に不思議なのだ。
Teddyといるのが、何よりも心地よいのだ。
何でも遠慮なく自然に話すことができる。
今までだって、楽しいと思ってデートを続けた人は沢山いる。


でもBijouxと比べると、次のステップには進めなかった。
なぜなら、Bijouxは私にとって理想の男性に限りなく近かったから。

Teddyは、私が一番避けたいと思っているネガティブなポイントがありながら・・・Teddyが良いと思っている自分がいるのだ。
一体私はどうしてしまったのだろう。
# by beautifulone | 2009-02-06 19:19 | 恋愛

Bijouxとのこと



自分の中で、Bijouxとは終わった。
彼のことを友人には、既に My ex と呼びはじめた。


実は一月に入ってから、Bijouxとは別れようと心に決めていた。
理由は、クリスマス前に連絡が来て年末に一緒に過ごす話をしたのにも関わらず、連絡がつかなくなったから。
そのおかげで私は、せっかくの冬休みを東京で過ごした。

New Yearになったときにも連絡がなかった。


『アメリカ人にとって、クリスマスやニューイヤーはすごく重要なことだよ。それをスキップするって言うのは、普通じゃないよ。』
Teddyがそういった。

それを聞いて、何だか急に今までのことすべてを冷静に見ることができた。
Bijouxとでは幸せになれない。


2009年になり数日過ぎてから、Bijouxから留守番電話にメッセージが入っていたが、その時私の気持ちは冷め切っていた。
電話の折り返しもせず・・・気持ちも離れ、Bijouxの誕生日はスキップしようかとも考えた。


でも一応、電話でメッセージぐらいは伝えようと思った。
留守電だった。

また何となくしらけてしまった。
とりあえず、一言だけお祝いの言葉を述べた。
それなのに、折り返しもなかった。


3日が過ぎて電話が来た。私は既にイタリア行きの飛行機の中だった。
タイミングも悪い。
もちろん、こちらからは連絡をしていない。
もう、終わったのだ。
さよなら、Bijoux、さよなら私の6年間。


きっかけを作ってくれたのが、Teddyだ。

『僕が、君にしつこく彼と別れろと言わなかったら、きっと君は今でも彼と付き合っていたよね。
後悔している?』


そうTeddyが私に問いかけた。

私は、Teddyと付き合うためにBijouxと別れる決心をしたわけではない。
Teddyと会って、自分が楽しいと感じること・・・嬉しいと感じることができる相手と時間を過ごすことが重要だと感じたからだ。
私の相手がTeddyだと言っている訳ではない。

Bijouxでは、困難が多すぎる。嬉しいと感じる前に苦悩が多すぎる。
ただ、素直にそう感じたのだ。
# by beautifulone | 2009-02-05 10:44 | 気持ち

Moving too fast



何だか、会えなかった2週間で二人の関係が一気に縮まった。
とにかく会いたいと思うようになった。


Teddyは、何しろ人のために何かをするのが好き。


彼の話を聞くとすべてが、友達が困っていて・・・というところから始まって、そして友人のために会社を立ち上げたり、投資をしたりしている。
彼としては、損をしなければ収支がトントンであればよいと。
惜しげもなく、お金やアイディアそして自分のネットワークを提供する。
そんな投資の中で、月に5万でも10万でも利益があれば、そんな会社がいくつもあるわけだから結局自分のところには、自然とお金が集まってくるのだ。
大きく求めない。


彼女を探している友達のためには、毎回色々な女性を紹介する。
どこからこんなにかわいい子を探してくるのかと思うぐらい毎回色々な女性を連れてきて紹介をしている。

みんなで会うときには彼がお金を惜しみなく出す。
それで、女性に手を出さないとなれば女性が寄ってくるのは当然だと気がついた。
安心感があり、どの女性も彼を自分の兄のように感じているのだ。


私もきっとそうなんだ。
そう思った。

でも一緒に時間をすごせばすごすほど、話せば話すほど自然に心にしみてくる。
私だけではなく、Teddyも私のことをそう感じてくれていることが、心地よかった。


Teddyは、私の父の若いときにそっくりだ。
無茶なところ。人をすぐに信用をしてしまうところ。友達思いでとにかく友達が沢山沢山いること。
会社勤めができないところ。
気転が利いて頭が良いところ。
自分で仕事を始めて、お金になんて困らず好き勝手するところ。



『急すぎるってわかってる。
一緒に部屋を借りないか。君と一緒に長く時間をすごしたい。』


こう言い出したのは、イタリアにいるときのメッセンジャーでだった。
はっきり言って、半分冗談かと思っていた。
でも違っていた。


日本に帰ってきて、彼と会った。
たまたま、待ち合わせに遅れ、Taxiは道に迷い・・・そして携帯まで私は落とした。
色々なことが起こり、Teddyと連絡がつかないまま1時間も待ち合わせに遅れた。

当然Teddyはいなかった。

なぜならばその後に、友達と他のBarで待ち合わせをしていたのだから。
連絡もつかないまま、Barに向かった。
途中で、Taxiの運転手の人に携帯を借りBarに電話をかけTeddyと話すことができた。

『車の事故かと思って本当に心配していた。でも良かった。』

暖かい声が聞こえてきた。
Barについたときに、Teddyの妹といわれている友人に言われた。


「Teddyったら、気が狂ったように心配してたのよ~。あんな彼見たことなかった!もう本当びっくりしちゃった。」


なんとなく嬉しくなった。
その後Teddyの友達に囲まれて4時ぐらいまで時間をすごした。

何だか又暖かい気持ちになった。
# by beautifulone | 2009-02-04 19:08 | 恋愛

この先の行方・・・



Teddyと日に日に近づいている自分がいる。


今、私はイタリアにいる。
丁度イタリアに来る前、Teddyからのメールでメッセンジャーをしようと言われた。
はっきり言って私はやり方がわからない。
わざわざそんな事をする必要はないと思いつつ、彼のインストラクションにしたがって、インストールをしたりした。
初めてチャットというものをして、面白かった。
世の中は色々なものがあるのだな・・・。と楽しくなった。


きっとTeddyは、わかっていたのだろう。
イタリアに着てからは、毎日Teddyとメッセンジャーで話をするのが習慣になっている。
彼はオフィスに行くような仕事をしていないので、時間は自由。
私の時差に合わせて話せる時間に起きてくれているようだ。


ランチの時間や、仕事が終わった頃の時間を見計らってOnlineになっている。
何だかそれがイヤではなく、私には心地よい。


待ってたよ。起きてたよ。
と駆け引きのないシンプルな言葉が私に響いてくる。
何となく急に近づいている。
会えば会うほど、話せば話すほど・・・色々な事がシックリくる。


でも、彼は結婚をしているのだ。


だから一歩踏み出せないでいる。
もちろん、Bijouxの事もある。
でもおかしなことにBijouxとは、Teddyと比べてここまで心を割って話せていないような気までしてしまうのだ。


結婚をしていることを除いて、単純に二人を比べるともしかして、Teddyのほうに軍パイが上がるかもしれない。
でも、この場合”もし”というのはありえないのだ。
全ては時と共に進んでいる。


もちろん、遅かれ早かれ彼は離婚をするのは確実。
でもそんな事は関係ない。


何だかわからない。
あまり色々考えないほうがいいとはわかっている。
だからといって、このまま流されてもいけないような気がしている・・・。
# by beautifulone | 2009-01-20 22:33 | 気持ち

Teddyとのこと


『もし、僕の財産全部失って最初から全部やり直すとしたら・・・と話したの覚えてる?
そのとき君は、僕だったらやっていけるって言ってくれたけれど・・・それは本当にそう思ってる?

・・・もしかして本当にそうすることになるかもしれない。』


こんな内容のメールがTeddyからきた。
なんだか、シリアスな書き方で何かあったのかと心配になった。



「もちろん、私は本当だと思っていることと、信じていることしか口にしない。
何かあった?」



『今、家で大喧嘩をして彼女は僕の財産・子供すべてをとると言っているんだ。』
そんなメールが来た。



たまたまその前の日、Teddyと出かけて色々なことを語り合ったり、ビリヤードをしたり・・・気がついたら外は明るかった。
もしかして、これが影響したのかもしれないと瞬時思った。


「ごめん。私のせい?」


『こうなる運命だったんだよ。僕は、いい気分だよ。
それに、謝らないで。
言うならこういって。僕たちがいい未来を築いていくいいチャンスだって。』



このメールを受け取ったとき、私はパニックになった。
何がなんだかわからなくなった。
Teddyは、私と未来を築いていくことを念頭において、離婚をするというのだろうか。
自分のお金や財産をすべて投げうって、新しくすべてを始めようとしているのだろうか。



買い物中だった私は、携帯に届いたメールを見ながら同じ場所をぐるぐると歩いて回った。
どうすればよいのかわからなかった。
本当にパニックだった。
私は何か、思わせぶりなことを言ったのだろうか。
なぜ急にTeddyはそんなことを言ってくるのだろうか。
どう返事をしたらよいのかもわからなかった。


悩みに悩んでこう返信した。

「もちろん、あなたはいつでも、どんなときでも幸せな未来があるわ。そう信じてる。」

私たちというのは、なくして”あなた”というところを強調した。
返事はなかった。何か気付いたのかも知れない。


その日の夜、メールが来た。

『ハウスパーティに行くけど・・・来ない?』

実は、その話は前にもしていて私は行かないと言った。
しかしその日の朝、主催者から何度も電話が来て、1時間だけ顔を出すことにして、ちょうどそのときそのパーティに私はいた。


それから、20分としないでTeddyは現れた。

『君は来ないって言ってたのに・・・。やっぱり運命なんだよ。』


私もなぜかそう思った。
パーティでは、ほとんど言葉を交わさず時々視線だけが絡み合った。
11時をすぎ、帰ろうとコートを着ていたときTeddyが現れた。

『もう帰る?それともどこかに1杯飲みに行く?』

なんだか、本当にすべてが自然だった。
仕組まれているようにすべてがスムーズに動いていた。


私はいったいどうしたいのだろう。
もし、Teddyをパートナーとしてやっていくと決めたらそうできるだろう。
きっと楽しく毎日を過ごせるだろう。幸せに何かを築いていけるだろう。


でもやはり考えてしまうのだ。
バツ1の子供つきそして、中国系アメリカ人。
私の親はどう思うのだろうかと。

もし仮に私がすでに結婚をして離婚をしていたら、迷わずTeddyに向かっていっていただろう。
何かが邪魔をしている。
もしかして私はただ、プライドが高いのかもしれない。
そして本当のことが見えていないのかも知れない。
# by beautifulone | 2009-01-18 14:55 | 気持ち


恋愛についての想い・・・

by beautifulone