『冬休みはどうしようかな?』 とTataは言った。
『ロンドンから帰ってきたらすぐクリスマスだし、その後1週間ぐらい休みを取ろうかとも思うんだけどどう思う?』
・・・あの、どうって言われても。
「家に戻って両親とかとクリスマスとかお正月はしないの?」
『この間帰ったし、今年は帰らないつもり』
「じゃ、東京にいるの?」
『東京に1人でいてもつまらないし、どこかに行こうかと思うけど。』
あまりにも意味のない分からない会話なので、ちょっとほっておいた。
『ごめんね。ブルジョワな悩みだったねー。』
・・・と笑って、冗談を言い彼は会話を終わらせた。
こんな会話、取りようによってはどんな風にも理解ができる。
そういうのは私嫌い。
直接的に、言わなければ何も始まらない。
でしょ?
私は自分から、先回りをしたようなことは言わない。
仮にTataが今私を、誘ってきても当然・・・YESとは即答できないけど。
だって、YES = Bijoux とお別れ だから。
・・・でも、会いたいな。
・・・早く帰ってこないかな。