遠距離恋愛 ~Bellina~



カテゴリ:恋愛( 91 )


デート


その彼は、ミッドタウンのバーで待っていた。

一瞬・・・この人だったかしら。と立ち止まった。


Sprungli 仮に彼をこう呼ぼう。
たまたまスイスから出張で日本に来ていた彼とは、去年ふとしたことで知り合った。

その時、5分か10分ぐらいしか話はしていなかったけれど・・・その後彼からディナーに誘われた。
丁度予定が合わずお断りした。
しかしそれから時々メールが来ていた。


私はというと、はっきり言ってあまり彼のことはきちんと覚えていなかった。


でも彼は時折、春のお知らせ、天候の話、5月に日本に来る予定があること、その後日本に住む予定だとか・・・そういう他愛のないことを私にメールをしてきていた。


私は、気が向いたときだけメールに返信をした。


その彼から、3週間ぐらい前に又メールが来た。
『僕、東京に行きます。あなたと絶対に会いたい。都合の良い日を教えてください。』

彼は東京にいる予定の日を全て書き出してその中から都合の良い日を選んで欲しいと言ってきた。

誠実な態度だった。


「久しぶり、お元気でした?」


そう言った私を見た彼は嬉しそうに微笑んだ。

・・・思い出した。彼は私が昔付き合っていたイタリアの彼に似ていたんだ。
笑うと、本当に似ていた。
パリッとシャツを着こなすところが又似ていた。


彼は私に1つの箱を手渡した。


『お土産です。』


・・・それが、Sprungli スイスのチョコレート。
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by beautifulone | 2007-05-01 19:34 | 恋愛

Bijouxからの電話



『今、病院から電話してる。

大丈夫だと思うけど、頭が痛くなって・・・病院に来た。


ゴールデン・ウィークはどうするの?
イタリアにはいつ行くの?


新しい仕事のこと、今週中に結果がでるかもしれない。
でない場合は・・・あと2週間後かな。


わかったらすぐに教えるから。』




はい。
わかったら、早く教えてね。
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by beautifulone | 2007-04-18 00:12 | 恋愛

未来について


『どうしてこのお店を選んだの?』


「うーん。
昔の日本の家でお茶ができるのが、あなたにとって面白いかなって思ったから。
それにあなたが“待ち合わせはどこ?”って聞いてきたから・・・本当はお店選ぶの嫌だけど選ばないとな・・・。って思った。でも、私あまり色々なところ知らないし。」



『そんなことないよ!君は僕の知っている誰よりも色々なところを知っている。
だから普通は僕がいつもお店はPick Upするけれど、時々は君に選んでもらいたいって思うよ。』



「あなたは、いつも誰も知らないような隠れた素敵なお店たくさん連れて行ってくれるじゃない。」


『僕は色々な発見が好き。今度は芸者がいるBarに一緒に行こう。
この間君が連れて行ってくれた精進料理また行きたいな。連れて行ってくれる?』


こんな何てことない話。それが私にとって何となく嬉しかった。
ちょっぴり先の未来の話。


前はTataが笑った。
君はもう僕たちの未来の事を考えているの?って。
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by beautifulone | 2007-02-24 22:14 | 恋愛

Tata との再会



待ち合わせ場所に程近いときメールがきた。

”15分遅れる。”

・・・は?
返事はしなかった。こんなギリギリに15分遅れるなんて何てこと!もう少し前に連絡してくれてもいいのに。


結局20分ぐらい遅れて来た。
遠くで彼を見たときにどきどきした。久しぶりだった。


私に気がついてTataは笑った。何だか嬉しかった。
『You look very nice パールも素敵だね。』

「あなたもとっても素敵よ。」

本当にそう思った。
・・・スーツ姿のほうが、ピシッとして好きだけど、でも見かけなんて関係ない。
素敵だなって思った。

とにかく一緒にいることに幸せを感じた。
久しぶりだったけれど、会うとやっぱりとても居心地がいい。
好きなことを言って、勝手気ままにできる。


途中で雨が降った。
お店で傘を1本くれた。
『君にじゃないよ。僕にこの傘をくれたんだよ。』とTataは笑った。
相合傘・・・なんか高校生みたいだなーって思いながら小さいビニール傘に入るとき
に腕にしがみついた。

その後、我に返った。
・・・ダメダメ。誤解されちゃう。

Tataは、一日空いてるから・・・と言ったけれど、私は予定通り、
「今日は明日の出張の準備もあるから早く帰らなきゃ」と言った。


本当は、無理やりにでも
『夕食は一緒に食べよう。』
・・・って言ってくれれば私はYESと言ったかもしれない。

もっと一緒に話したりしたかった。
そして帰りがけに、Tataは傘を私に渡して帰っていった。



「優しいね。」一言メールをした。
『easy ?』

「どうして?やさしいのはいけないの?」

これに対しての返事はなかった。

・・・その時、やっぱり彼は計算しているんだ。って思った。

それは前、彼が言った言葉。
”優しいだけの男はダメなんだ。優しい男はいい女性を手に入れられない。だから僕は強くなる。”
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by beautifulone | 2007-02-21 16:55 | 恋愛

友達への道?


『又イタリアに行くんだね。じゃ、僕たちが会える日は少ないね。』

そんな風にTataから、メールが来た。
・・・会いたいとは思うけど会わないの。って思った。


「そうね」 
ここで、終わるはずだった。


『日程は君次第だよ。』
こうきたか。かなり困った。


「帰ってきたら是非会いましょう。」
無難な、建前のお返事。


『君が帰る前に、僕は出張に出る・・・3月中旬まで。それにその後2日で今度はアメリカに行って3月末まで戻らないんだよ!』

ちょっと感情的なメールだわ。と思った。返事はしなかった。




一晩寝た。Laraさんの話も考えて、とりあえず会う会わないは別にして・・・もう少しNiceにしたほうが良いかなと思った。


「長い出張で大変ですね。
忙しくて会える時間はなさそうですが、体にはくれぐれもお気をつけください。
長い出張ですから病気をしないように・・・。」


『そういうけど、僕は君に今週全て提供したけど君のほうが忙しそうで、さらに言えば僕は君に先週連絡したけれど返事はくれなかったよね。』


前、お返事をしなかった件を言っている。
これは完全に私が悪い。お友達へのリスペクトを私はしていなかったことになる。
・・・。

考えた。どうやって返事をするかを。
誤るべきか。それともさらっと返すか。それとも・・・。
とても悩んだ。
そして私は返信をした。



「土曜日のランチかお茶はいかがでしょうか。」




『OK!』



よかった。
普通の返事だった。そしてすぐ・・・。



『僕は今夜もあいているよ。』



・・・。
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by beautifulone | 2007-02-17 09:44 | 恋愛

頭で考えて・・・心に従わないこと


”Any news ?"

お互いすれ違いで久しぶりに話した、Laraさんは・・・すぐ私にそう聞いた。
Bijouxのことを言っている。

Laraさんは、いつも私のことを心配してくれている

「あれから電話が来て、何度か話をしました。長い手紙も着ました・・・。」


”それで?彼は何て言ったの?どうして、こんなに長い間連絡をしなかったの?”
Laraさんの、声がちょっとこわばった気がした。

私は、Bijouxをかばうように順を追って説明をした。

「悪いニュースしかなくて、連絡ができなかったみたいです。
家族とも連絡を取らなかったみたいで・・・鬱だと思います。」


”そのお手紙には返事をしたの?”


「いえ。まだ・・・。何て言えばいいかなって。」


”GOOD!返事はしてはいけません。
頭で考えなさい。心に従ってはだめです!”

とても強く私に言った。


”よく考えて、あなたはずっとこんな状況を背負っていくの?
よく考えなさい。”


でも、会うまで何も決められない。

実際彼がどういう状況なのか会わないとわからない。

私が勝手に、事故と組み合わせて考えているだけで・・・考えているよりも症状は軽いものなのかもしれないし、逆にもっと大変な状況なのかも知れない。

本当に、本当に実際会って見ないとわからない。

でも、会ってしまったらきっと私は・・・心に従ってしますのだろう。


どうするべきかわからない。

Bijouxへの返事もまだしていない。

それは・・・何を書いたらいいのか、どう言ったらいいのかわからないから。
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by beautifulone | 2007-02-04 21:40 | 恋愛

長い手紙


アメリカからのエアメール。
見覚えのある字。


・・・Bijouxだ。


カードにびっしりと細かく書かれた字。

今の状況、彼の気持ちが語られていた。
その中で、さまざまな難しいこと、うまくいかないこと・・・そこから考えすぎて一人で崩れそうになっているBijouxの姿が浮かんできて涙が出そうになった。


そして、そのひとつひとつの文字からは、Bijouxからの私への想いが溢れ出していた。
最後の文を読んだとき、私はもう少し・・・もう少し待とうって心に誓った。


『いろいろ我慢をさせて本当にごめん。

もし、君がこれ以上はダメだと思うのならば・・・そんな寂しいことは考えたくはないけど理解する。
ずっと忍耐強く居てくれること本当に感謝しているよ。
でもリミットもあるのもわかってる。


もうすぐ東京に行けるかもしれない。ネガティブに考えている時間なんてない。
会えるまで・・・その時までとにかく頑張るから。
1人じゃないって自分に何度も言い聞かせるって約束します。

Amour,
Bijoux』
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by beautifulone | 2007-02-01 22:23 | 恋愛

Great time



それは、0時半ぐらいだったと思う。
一緒にいる間、Tataは2回メールを送っていた。

"at bar XXX"

しばらくしてまた。

"at bar XXX"

明らかに誰かのメールに返信をしている。
本当は誰かと約束していたのかな?それとも、夜はいつもこんな感じで何人かとメー
ルをしたり又は、出歩いているのだろうか。


-------------------------

夕食の後、彼は言った。

『ここからだと、どの駅から君は家に帰るの?』

「タクシー」

『また、君は・・・。』

「だって・・・ここからだと不便だし、それじゃぁ私の家の駅まで一本の駅まで送っ
てくれる?
それかもう一軒行くって言う手もあるけど。」

なんと、私からもう一軒行こうと誘ってみた。
どんな反応をするかちょっとドキドキしながら彼の横顔を見た。

一瞬ちょっと照れたのを隠しているような、喜んだ顔をした。

『でも、僕達今までそんなことしたことないよ・・・。』


そう。
私達は、毎回なぜか夕食を一緒にした後は必ずすぐお別れをしていた。
早いときは9時ぐらいに、別れたときもあった。

夕食の後にどこかに行くことは今まで一度もなかった。

『いいよ。じゃどこに行こうか。何をしたい?』

「そうねー。ただおしゃべりするとか?あなたは?」

『僕はね、いつもああいう雑居ビルに入っているお店は何なのか知りたかった。
一緒にチェックしてみない?』

怖いなーと思いながら、一軒目のビルに入ってみた。
とりあえず全てのエレベータのボタンを押す。

「だめ!ここは、ホステスクラブだわ。」

「うーん。ここはカラオケみたい。」

「こういうところ、見てみたかった。ほらマンガがいっぱい。ちょっとだけ見学して
みよう!」


何か私の方が、ワクワクどきどきした。
朝の8時までやっていて今は人が1人もいないところもあった。
何か不思議だな。って改めて思う。
いつも行く街でも知らないことが沢山あって・・・その中に1人1人の生活があるん
だ。

しばらく探索したあと、人が沢山いて込んでいるBarがあった。
Barというよりは、クラブというのだろうか。
飲んだり踊ったりしている人がいる場所。

まさか、そんなところに彼が行くとは思えなかった。

『ここは?』

「別にいいよ。行ってみようか。」

彼はその店に来たのは初めてだと行ったけれど、そのわりにメールを誰かに返信していた
ときにお店の名前をすらっと書いていたところを見ると来たことはあるのだろうな。
と思った。

何か不思議な体験だった。
こんな場所にTataといること自体信じられなかった。

そして彼が一瞬席をはずしたとき、イギリス人の女性から誘われて私は一緒に踊っ
た。
楽しかった。
Tataが戻ってきたとき驚いた顔をしていたけれど彼を紹介して一緒に踊った。

彼の新しい一面を発見した感じだった。
多分Tataにとっても、私の新しい一面を発見したのだろう。


『Thank you. I really had a great time.』


そう彼は、タクシーに乗り込む私に向かって言った。

本当。楽しかった。
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by beautifulone | 2007-01-14 21:27 | 恋愛

Tataの本音は


Tataは、私に興味がないのかな。

何となく色んな態度があっさりしすぎている気がするし、何をしたのかとか、どこに行ったのかとか、誰と居たのかとか、色々聞いては来るけれど・・・
興味があるならもう少しSweetな言葉くらい言ってもいいんじゃない?

『クリスマスは、何をしていたの?君は、連絡をくれなかったね。
・・・僕は1人だった。っていうか、ヘッドハンターの50歳ぐらいの女の人に焼き鳥屋に連れて行かれた。後でその友達まで来てその人が酔っ払って大変だったよ。』

なんていうくせに、私の期待とは逆に・・・焼きもちを焼かせたいからなのか、何気なく自分は引く手あまただとか言うようなことを端々に含ませる。
それが又頭にくる。

Tata のところに、とある最近話題の D という国際結婚紹介会社から連絡が来たらしい。
彼らのデータベースの中に彼を入れたいので、お金はいらないので登録お願いしますと頼んできたとのこと。

『僕はそんなの必要ないから断ったけど、聞いた話だと日本人女性がゴールドメンバーになって、インターナショナルな会社のエグゼクティブ・ビジネスマンに紹介してもらうには、200万も払うらしいよ。』

私はその話にもびっくりしたけれど、彼がワザとその話をして自分はその部類に含まれているから貴重なんだよ。と私に何気なくアピールしてきたことが又引っかかった。


「ねぇ、是非そこに登録してよ。それでその200万を払う人たちとデートしてどんな感じか教えて◎それで素敵な人と出合ったら、またいいじゃない?」


私もワザと彼が求めているだろうと思われることと逆を言ってみた。
『僕はそんなの必要ない』

こういうところが、私って素直じゃないから・・・理解されにくいのかな。

『シンガポールでの仕事正式に断った。お金とかそんなの僕には重要じゃない。
やっぱり日本に居たいから。』

そっか、それで前会ったときに
『シンガポールってどう思う?君はシンガポールに住めるかな?』
・・・って聞いてきたんだ。


とにかく、彼は直接的ではないのだ。


「あなたって女っぽい。」

『いいじゃない。僕は、隠れ家的なレストランとかバーとか美味しい食べ物、ワイン、アートの話とか女性が好きなことに対応できるし、女の人にとっては夢の男性だと思うけど。』
冗談で言いながら笑ってる。


でも、そんな自分に酔っているわけ?
何か本当に男らしくない。
お姉さん2人がいる末っ子だから?甘やかされて育ったんだわ。




それでも、又会いたいって思うのは何なんだろう。


もう頭にきちゃう!
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by beautifulone | 2007-01-14 11:38 | 恋愛

不思議な関係


会ってすぐ私は言った。
あなたのメールは感じ悪い。何でそんなに意地悪なの?」

『ただ本当のことを言っただけだよ。だから君は本音をつかれて頭にきているんだ。』


こんなことまで言った。
『君はあと少しで今日のディナーをキャンセルしてくるところだったね。』

「そうして欲しかったの?」 
はっきり言ってものすごく頭にきた。

『別にどうでもいいよ。女の人は長い列を作って僕を待っているから。』
冗談とはわかっていても、何と言う傲慢な話し方なんだろう。


理解できない。


それでも、Tataとは会うととても楽しい。


私にはオフィシャルにBijouxがいるのでどんな人ともおかしな事には絶対ならないけれど・・・
普通男性と会い始めると、相手が3回目ぐらいで”正式に付き合いたい”と言ってきたり、手をつなごうとしてきたり、もっと悪い時は迫ってきたりする。
それで、お断りして・・・もう会わなくなる。のが常。

だからTataも、そのうちのどれかになるだろうと思っていた。


でも、彼とはもう両手の指では数えられないほど会っている。


しかし彼からは、甘い言葉も一切なければ・・・迫ってもこない。
だから続いているというのもある。
けれども・・・流れる雰囲気が男女を越えた友達。というようなものでもない。

こういうのって、私わからない。
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by beautifulone | 2007-01-13 10:10 | 恋愛


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