遠距離恋愛 ~Bellina~



カテゴリ:恋愛( 91 )


④ 再会まで



スペインからの飛行機を降り立ったとき、NY行きのゲートは・・・。

・・・と探そうとしたとき、何とも言えないドキドキするようなワクワクするような気分がした。
一瞬胸がいたくなるような、きゅんとした気持ちは忘れられない。


忘れない。


本当に、行くんだ。Bijouxに会いに行くんだ・・・とドキドキした。



乗り継ぎで時間もあったので、ラウンジではアイマスクをしてしっかりと睡眠をとった。
再会したときに、少しでもキレイでいられるように。
飛行機でもなるべく眠れるようにずっと目をつぶっていた。



そして、9時間。


私はNYに着いた。
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by beautifulone | 2007-09-09 22:04 | 恋愛

③ 反省



『昨日電話で話したけど、本当に君はNYに来てもいいと思ってる?』


「・・・興味はあるけど、今から色々考えたりとか準備したりするのはいや。もう色々疲れちゃったの。」


『僕が手配する。でももう一度確認をしたい。君はNYに来たい?』



どうせ、口だけなんだ。もう本当に信じられなかった。
だから自分がなんて答えたのかも覚えていない。


でも多分・・・行きたいって思ったのだろう。


----------------


次の日電話が来た。


『チケット手配できた。丁度いい乗り継ぎ便がなくて、会う予定の日より2日遅い出発になるけど大丈夫かな?2日長くスペインにいられる?』


信じられなかった。
本当に?本当に航空券を準備してくれたの?

「えっ?本当。じゃ、どうすればいいの。」


『何もしなくてもいい。
飛行場に行けばカウンターの人が君にNY行きのチケットをすべて用意してくれているから。

ただ出発が2日遅くなったから、スペインからの便を2日遅らせてくれる?
今もっているチケットと同じ便で大丈夫だから、電話一本で済むから。』


これを聞いてとても反省をした。


Bijouxは仕事で夏休みがとれなくて、Bijouxだって辛いのに私はあまり優しくしてあげなかった。
結局、NY行きのチケットも全部してもらってしまった。


ごめんね。


でも・・・Bijouxに会える。

会えるんだ。
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by beautifulone | 2007-09-04 21:56 | 恋愛

② 計画崩れ



私はスペインにいた。
毎日が新しいことの連続で、普段の自分を忘れて楽しんだ。
つくづく私は一人になる時間が必要なんだなって思った。


そんなある日、暗い声でBijouxから電話が来た。


「どうしたの?元気?」


『元気じゃない。君は元気?』


『新しい案件の仕事が出てきた。
今日の午後に結果が分かるけれど、イタリアにいけなくなる可能性が80%』


えっ・・・でも、私は普通に出来るだけ動揺しないように振舞った。


「まだ決まったわけじゃないでしょ。」


『君の時間の夜、11時ごろには分かるからそれからすぐ連絡する。
その案件には僕は必要ないって、話をしているんだけど・・・まだ分からない。』



電話を切った瞬間、涙があふれでた。


きっと来れない。来れないんだ。



涙はとまらなかった。



----------------


電話が来た。

『ごめん。やっぱりダメだった。』

予想通りだった。


事前に聞いていたし、想像どうりだったからか冷静に話が出来た。
でも心の中ではすべてが信じられないような寂しいような気持ちで一杯だった。


急に何も聞きたくなくなった。

『イマイチだと分かってる。
でも9月と10月と週末を利用して会いに行く。

もう、そのときの休みは取れるように手配したから。本当にごめん。』


何でもいいやと思った。
電話を切った後も何だかボーっとした。何も考えたくなかった。


-------------


次の日に電話が来た。


『何か分かった?』


頭にきた。
何が?一体何を分
わかれっているのだろう。


「何のこと?意味がわからない・・・何も分からないけど。」


『家がキャンセルできるかとか、君のフライトが変更できるかとか。そういうこと。』



「家は100%チャージされるって。フライトは知らない。
変更しないといけないけど・・・でも私もう疲れちゃった。いろいろなことするの。」


ちょっと冷たく言った。
はっきり言ってももうどうでも良かった。


『そうか。家は僕のカードにチャージして。いけなくて本当にごめん。本当に残念だよ。』

どんな言葉も頭に入ってこなかった。


一人になると涙が溢れた。
これから、どうすれば良いのか不安がよぎった。楽しかったスペインも急につまらなく思えてきた。
もう一週間のお休みは切り上げて日本に帰ろうか、それともスペインにこの残ろうか・・・。




でも何も考えたくなかった。
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by beautifulone | 2007-09-03 21:11 | 恋愛

① 休みの計画



『夏休みはどこかで会えればいいとなと思うけど・・・・どう思う?休みを取れる日を教えて。』


結局その後に、Bijouxは色々な提案をしてきた。


『Portofinoに良いホテルがあると友人に聞いた。そこに行くのはどう思う?そしてその後は、家を借りてそこで過ごしたりしたいと思うけど。』


具体的に提案をしてくれること本当に嬉しかった。
仕事でも休みでもイタリアは・・・と思ったけれどBijouxと一緒なら楽しいかもと思った。


『ずっと話しているだけじゃ決まらないから、お互い宿題をしよう。場所とかを具体的に決めて・・・今週の日曜日にアイディアを話し合おう。』


結局毎日のように連絡を取り合って結局、南イタリアに家を借りた。
そこから、カプリ島に行ったりアマルフィに行ったりできるなーと嬉しかった。



彼の休みは1週間。
だからその前の1週間は1人でスペインに行くことにした。1人での時間そしてその後の2人の時間。

ちょっとした言い合いもした。
本当にヤキモキした。
でも、Bijouxはいつも大人で私が一人で怒ったりしているような感じだった。


最終的にすべてのプランが決まったのは出発の2日前。


でも、完璧なプランだと思った。
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by beautifulone | 2007-08-29 20:08 | 恋愛

すれ違い?


イタリアに来るちょっと前にBijouxから電話があった。


その時に聞いてみた。
「友達の結婚式はどうするの?結局ハワイ行くの?」


『・・・うん。行こうと思ってる。
この話をすると長くなるから省略して話す。
まず金曜日が結婚式だから金曜日の朝に着くようにして・・・1人はイヤだけど、とりあえず土曜日はハワイで過ごすつもり。
それからサンフランシスコに行って・・・。

イタリアに行く。』


「・・・・えっ?!」


『もうチケットも買った。
でも、えっ!って何?来て欲しくないってこと?』

余りにもびっくりした。意味も分からない。
来てくれるのは嬉しいけど、一応事前に相談して欲しいんですけど。


何日かして電話がきた。


『今やっているプロジェクトで問題が起こった。明日か明後日に日本に行く可能性が70%・・・。』


すれ違い?・・・かな。
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by beautifulone | 2007-06-29 02:06 | 恋愛

単純


朝会社に着いたときに携帯を見たら、すごい量の着信履歴があった。
Bijouxであろう番号。

何か起こったのかな。
実は2日前にも電話と留守電が入っていた。でも何か気が進まず折り返さなかった。

・・・とりあえず、かけてみよう。


留守電。


あんなに電話があったのに、留守電とは意味がわからないなーと思って仕事に戻った。
しかし、それから2-3分たってすぐ電話鳴った。


「もしもし?」


『何度も電話してたんだよ。』・・・ちょっとムッとしている声。

「あ、そうだね」・・・何故か私もわざと誤らなかった。

『僕の電話気がつかなかったの?』


ちょっと怖い。
「・・・さっき気がついて電話したけど留守電だったよ。」


『・・・えっ?』

急に声が柔らかくなった。
私の留守電を聞いて電話をしてきたんじゃないんだと思ったら、ちょっと可笑しくなった。
しつこくかけてくれたんだ。


『今、携帯の電池が切れてるんだ。・・・ごめん、あとで留守電聞くから。』


『あのね、君の予定をもう一度聞こうと思った。』


「月末はイタリアよ。」


『そうだよね。今月末にイタリアに行くって言ってけど、変更とかあったかなと思って聞こうと思った。』


『実は、東京に住んでる友人が結婚するから、結婚式にでてくれって言われた。』


「・・・そっか。私は丁度イタリアに行ってて東京にはいないけど、折角だから来ればいいんじゃない?」


『そうじゃないよ。
式はハワイだよ。・・・やっぱりこれないよね。一緒に行けたらって思った。』


「いけない」
すごくそっけなく答えてしまった。


でも、それを聞いて何か嬉しかった。
思い出せば出すほど嬉しくなる。
一緒には行けないけど、気持ちだけで十分。


幸せな気分で仕事に戻った。
私って本当に単純・・・。

一緒に行きたかったな。
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by beautifulone | 2007-06-17 22:58 | 恋愛

Bijoux の記憶

Bijoux には、一部の記憶がない。
交通事故にあって未だ頭痛などの後遺症があるというのに、去年彼は階段でつまづいて・・・また3日間入院をした。


よく考えると、去年連絡が途絶えて心配をしていたのはその後からだった。


話をしていくうちにわかったのは、私との記憶の一部はない。
彼はあいまいに返事をしているけれど、明らかに去年一緒に旅行に行ったことなどの記憶は彼からなかった。


去年彼が日本に来たときに、突然神戸に行くことに決め・・・その後淡路島まで行った


『本当に?本当に一緒に淡路島に行ったの?』

ふと言った。

一緒に夕焼けを見たこと、私が一人でビーチを歩いている姿を遠くから見つめてくれていた彼。
彼には、その記憶はない。
色々なことを思い出そうとすると頭痛がすると言っていた。


東京で、夕食の後歩いていたとき。

『記憶って言うのは不思議だよ。
覚えていないこととか、たくさんあるのに・・・こんな小さな抜け道はちゃんと覚えているんだよね。』


住んでいる私でも知らない小さな道で、目的地までの近道だった。


私とのことはどのくらい覚えているのだろう。
少し寂しいなと思いつつ・・・これから又一緒に思い出を作っていくのもいいかもしれないと思った。
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by beautifulone | 2007-06-16 07:00 | 恋愛

再会4 - 別れの言葉


「じゃ、さよなら。」


Bijouxは、次の日のフライトをとっていた。
でももし万が一、もう1つのミーティングが入ってきたらもう一日滞在を伸ばすかもしれない。といった。

でも次の日私は仕事。どっちにしても成田まではいけない。
日程を伸ばさないことを、仮定したら今お別れを言わなくてはいけない。

もしかして明日も、まだ滞在するかもしれないけど・・・と思いながらいった。


「じゃ、とりあえずさよなら。」


『さよなら。は言わないで』


「ダメ? う~ん。じゃ、
バイバイ。」


『それもイヤ』


「・・・又ね?」


『それは軽すぎる。』


「じゃ、何て言って欲しいの?」


暫く考えてBijoux は言った。

『行かないで。・・・とか、いつ戻ってくるの?とかかな。』



何だかおかしくなって笑ってしまった。
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by beautifulone | 2007-05-31 23:57 | 恋愛

再会 2


Bijouxが成田に到着し、私達は東京駅で待ち合わせた。

京都へ向かう新幹線の中色々なことが頭をよぎった。

ここにいるBijouxは本物で、手を伸ばせば触れられる。
話しかければこちらを向いて話してくれる。
こんな何でもない普通のことが、私にはとても緊張してドキドキした。
でも不思議と久々に会った感じはしなかった。


私はこの一年間感じていた気持ちを今回の彼の滞在中に伝えようと思っていた。


Bijouxの横顔を見ながら、もしかしてこれが最後の京都かもしれない。と思った。
それでお別れになってしまっても仕方がない。
これが縁なのだと・・・。
どちらにしても、離れていて連絡がとれず心配するとか、そんな同じようなことが又続いてはいけないのだ。
私は決心をしていた。


それでも中々言うきっかけはつかめなかった。


Bijouxはいたって普通だった。
具合が悪いようなところも見受けられない。時々お薬を飲んでいるようではあったけれど一緒にいて何か不便を感じるような感じは一切なかった。


夜は、いつものイタリアンを予約していた。
京都に行く理由はここに行くため。
ちょっと馬鹿げているけれど、いつものことではないし彼が来るときだけ一緒に新幹線に乗って同じホテルに泊まって同じイタリアンに行く。


京都に行くと決めるのは、いつも前日なので当然人気のこのお店の予約が取れないので・・・前回からここのマネージャーに直接交渉をすることにしている。
今回も、マネージャーにお願いして無理やり遅めの時間に1席あけてもらった。


そう。それで時間ができた。
成田から京都へ直行したBijouxは少し疲れていたので、京都の町からホテルに戻った。
予約の時間まではまだ時間がある。

外は少し暗くなって、ライトをつけていない部屋も薄暗かった。
今がきっと話すチャンスかもしれない。


そう思った。
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by beautifulone | 2007-05-26 18:57 | 恋愛

再会 1


「どこの席でもいいって。どこがいい?」

『どこでも良いけど、静かなところがいいな。』
・・・そうBijouxは言った。


そこは、イタリアにある私達のお気に入りのミディテラニアン料理のお店。
私の出張中にBijouxが、イタリアに訪ねてきた時は毎回行っている。
緑のあるテラスにキャンドルのランタン。
美味しい料理、適度なロマンティックさ・・・そして今どきっぽさが気に入っている。


ワインを頼みグラスを傾けたとき、Bijouxは言った。
『これから・・・2人で色々な新しいことを経験していこう。』

短い言葉だけれど、私は何だか感激した。


2本目のワインで乾杯するときも又同じ言葉を言った。
もしかして、彼なりに言おうと思って考えてきたのかな・・・と思うと嬉しくなった。



「時差もあるし眠いでしょ。大丈夫?」

『うん。実はここに来るのに4回も乗り継いだんだけど、フライトで全然眠れなかったから今も
し寝たらもう絶対に起きれないと思う。』

Bijouxは笑った。
知らなかった。
Bijouxが4回も乗り継いで・・・やっとここまで到着したなんて申し訳なさと感謝の気持ちで
いっぱいだった。


心をこめて言った。

「来てくれてありがとう。
少ししか一緒にいれないのに、時間かけてきてくれて本当にありがとう。
ごめんね。」

『どんなに時間がかかっても、僕にとって今ここにいることは”メイクセンス” だよ。
今この場所で君と過ごしていること、全て僕の期待通り。
ここにいてくれてありがとう。』


この言葉で私は、Bijoux を又・・・大切にしようと思った。
結局イタリアで一緒に過ごした時間は12時間。


今私は東京。
Bijouxのフライトは、私の便より2時間後だった。
でも、度重なる乗り継ぎで日本への到着は私よりかなり遅い。

まだ彼は飛行機の中。
疲れているはずなのに・・・ごめんね。
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by beautifulone | 2007-05-18 22:46 | 恋愛


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