遠距離恋愛 ~Bellina~



カテゴリ:恋愛( 91 )


あと少し


あと数日でBijouxが来る。
5ヶ月ぶりに会えるのだ。

何だか信じられない。

本物のBijouxが目の前に立っていたら、私はどう思うのだろう。
Bjiouxは、どう思うのだろう。

実は半年くらい前からBijouxは体調が悪くて、検査を何度もしていた。
まだ、確定はしていないけれども、ある現代の難病の可能性が高いとのことだった。
聞いた事もない病名だった。

どこからどこまで不運のだろう。あの人は。

死に至る事はないけれど、投薬したり手術が必要。
日本では、食事療法が主流のようだ。正しい食事をしていかないと痩せていくらしい。


ちょっと勉強をしようと思った。
それを伝えたら、平静を装っているBijouxの声が少し喜んだような気がした。

もう少し、もう少しでBijouxに会える。
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by beautifulone | 2008-02-29 16:57 | 恋愛

おかしな気持ち

Mare からのメールの続き

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Mareからメールが来た。
「では明日にしましょうか?明日のお昼ごろに電話する。」

メールは見たけれど返事はしなかった。
でも次の日のデートはMareとだと思いワクワクした。



友人のお誕生日Dinnerの後、お店の前にいたときに前から知った顔の人が歩いてきた。
どうやら私の方へ向かってくる。

誰だっけ?と思った瞬間に私に話しかけてきた。

『明日の事、メール見た?』

あ、Mareだ。
彼のことを気づかなかった自分に対してショックだった。思わず言った。

「・・・ごめん。見てない。」


彼が話している間、何故彼を気づかなかったのだろうと自分が自分でショックだった。


後で考えるとMareは、男性1人そして女性が3人と一緒だった。
まあ、やっぱりそんなものよね。と思った。

でも、Mareが私を見かけたとき、私は友人らの彼男性2人と友人1人と話をしていた。
他にも女性がたくさんいたのに、たまたまそこに居合わせなかった。
まるで4人でDinnerをしたみたいだと自分が思った。



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Mareとのあった瞬間彼は私に聞いた。

『お誕生会はどうだったの?どのお店にいったの?』

何度もその話を聞いてきた。


私は逆に何も聞かなかった。

聞かないからか・・・彼は自分で話し始めた。
『僕はね、友人たちとあの後、下のBarで飲んだんだよ。』


別にどうでもいいのに。とおかしくなった。
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by beautifulone | 2007-12-19 22:31 | 恋愛

心地の良い関係


Sweetからお誘いがあった。
でも丁度タイミング悪くその2日共予定があった。
彼は可愛いけど、若いし・・・将来を考えるには会わないほうが良いと思った。

でもでも会いたい気がしていた。
だから、友人のお誕生日Dinnerの後にみんなで飲みに行くときにでもジョインしてもらうという手もあるな。と思った。
余り親密にもなれないし、微妙な関係が作れるかもと思った。

Dinnerは思ったよりも長引き11時半を過ぎた。
待ち合わせをしたお店の前についたとき彼は2人の友人らしき人と立ち話をしていた。
だから私はちょっとだけ目配せをしてBarに入った。

席に座ると友人は言った。
「今お店に入るときに、あなたがちょっと話していた人かっこいいって思った。」

何かちょっと嬉しくなった。
そう。本当にかっこよかった。
そして、彼はお店に入ってきた。私に向かって歩いている姿もかっこよかった。

そして私を抱きしめて嬉しそうに微笑んだ。

私は丁度彼のあごのところまで入り込むような感じ。背も高い。
素敵だと心から思った。

彼は私の飲み物を頼み、私の横を離れなかった。
どこを見回してもこんなにかっこいい人はいない。

どうして、彼はこんなに可愛いのにすれていないんだろう。
普通こんなに素敵で真面目で更に日本語まで話す人だったら、引く手あまただろう。
本当にモテテもててしょうがないのではないだろうか。

でも彼からはそういう威張ったところや、すれたところが全然ない。

とても居心地がよく、一緒にずっと話をした。
自然に彼は私の手をとった。暖かかった。
イヤだとか、いけない・・・とか思わなかった。
すべてが自然だった。私が何かすると必ずそれを見ていてくれて、助けてくれる。
こういう風にいつでも寄り添っていられるのは幸せだなと素直に感じた。

帰る?と聞いたら彼はうなずいた。
それで私はタクシーまで彼を送っていくと言った。ちょっと困惑した顔をした。
お店を出た瞬間、彼は切なそうに私を抱きしめた。

「君は遊んでいるんだ。僕たちはもう会わないほうがいい。」

何だか私はたまらなく悲しくなった。
私は彼をもてあそんでいるのだろうか。そんなことを考えていたらメッセージが届いた。


「いまタクシーで帰るところ。今日の、君のワンピースは柔らかくてとても気持ちよかった。
気を付けて帰ってね。また連絡する。おやすみ」

何だか心が温かくなった。
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by beautifulone | 2007-12-18 21:12 | 恋愛

人生の変わり目?



週末に友人と食事に出かけた。
彼女も彼がいるが遠距離。私も遠距離。だから週末に彼とのデートはない。

この間の事では、自分では納得しているけれど何となく気が晴れない。
食事の後、飲みに行って語り合っていた。
ちょっと音楽もかかって踊っている人もいるようなBar

2人で2人の世界の中に浸って飲んでいた。
そんな時1人の男性が話しかけてきた。

とっても笑顔が優しい男性。
素敵な人。
何でこんなところに1人でいるのかしら。
そしてどうして、こちらを気にしてくれているのかしら。
もてそうな人。他に女性ならいくらでもいるのに・・・と思った。


それにはっきり言って、友達と2人で話していて楽しくて他の人とは話したくなかった。
でも、ナンパっぽくない人柄で何故か惹かれた。

『君はこんなに素敵なのにどうしてシングルなの?』

暫くして聞いてきた。

「私、彼がいます。シングルじゃありません。」

ここで、きっぱり彼を切ったつもりだった。

でも彼は続けた。

『今、彼はどこにいるの?』

何だか、人の心を見透かしているようだった。
私の不安な気持ち。気が晴れない何か・・・その理由をわかっているかのようだった。

話しているうちに涙がこぼれた。
見つからないように、お化粧室にかけ込んだ。

涙もおさまったとき、友人のところに笑顔で戻った。
友人は彼と楽しげに話していた。

『君の友達はとても、君を大切に思っているね。すごく良い友達だね。』
そういって微笑んだ。

彼は言った。

3年日本に住んでいるということ。
素敵な出会いは3-4年に一度訪れるということ。
そして、それが今日であること。

わざとらしいな・・・と思ったけれども、彼の目を見て何となく本当なのかな。
と思った。

彼は、トレーダー。海の側に別荘を持っている。

『女性は僕のお金を目当てに近寄ってくる。僕が英語の先生って言ったら今とは全然違うと思う。』
ちょっと目を遠くした。

でも、それで楽しんでいるんじゃないかな。と私は思った。
モテそうな人は用心したほうが良い。

暫くして彼は言った。

『家に帰るから、一緒に帰ろう。
・・・と言いたい所だけど、君は一緒に来ないタイプだってわかるから。
誘わないよ。君がイタリアから帰ったら、僕と会ってくれる?』

約束を取り付ける前に、自分が帰る。そんなところから見ても、連絡はないだろうなと思いつつ。

「もちろん。じゃ、ゆっくり寝てね。またね」・・・と調子を合わせた。

彼がいる。私は、彼よりも年上。これだけで、それっきりになる理由は十分。
何も考えていなかった。



帰り際。

携帯を見た。
Bijouxから10回ぐらい電話が入っていた。こんな時間にかけてくるのは珍しい。
何か気付いたのかしら?と思うぐらいだった。


--------------


週をあけて会社に行った。
メールが来ていた。

会えて嬉しかったこと。私がイタリアから戻って会うのを楽しみにしていることなど綴ってあった。

それっきりになると思っていたのでびっくりした。
でも嬉しかった。何となく、Bijouxとさようならをしてもいいかも。と思ったぐらいだった。
私って単純・・・。



そして夜、夕食を食べ終わりメールをチェックしたら、1通のメール。

SNOW


一体。何なの?
私はどうしたらよいのですか。
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by beautifulone | 2007-11-12 22:33 | 恋愛

go away





go away leave me alone



このSMSを受け取って、動揺した。
すぐに返事なんて今までしたことはないけれど、思わずすぐにメッセージを書いた。


are you serious ....? - 本気なの?



涙がでそうだった。
一体何が起こったのだろうか、何だか本当に苦しくなった。


それから2時間後又Bijouxからメールが来た。



Yes I am serious why wouldn't I be




これを見て思った。
Bijouxじゃない。
Bijouxがこんなこと書く理由がない。

それにもともと、必要なことがある場合で、それでも電話が出来ない状況の時でしかメッセージは送ってこない。
もし、一人になりたい場合はこんなメッセージなんて・・・おかしい。


Bijouxだったらただ、無言を貫くだけだ。
それは私が一番わかっている。


それに・・・こんなNYが真夜中の時間に今までSMSなんて受け取ったことがない。

でも、でも何なのだろうか。
考えれば考えるほどわけが、わからなくなった。
他の女性がこっそり送っているのかとか、Bijouxが気が狂ったとか色々・・・色々考えた。



その日の夜は、友人と出かけた。
何となく一人になりたくなかったから。


食事をしても、何をしていても、頭にBijouxが駆け巡る。
もうSnowの事なんて頭になかった。

・・・本当Bijouxって何か知っているかのように、フラッとした私の気持ちを自分に引き寄せる。
でももうすべて終わりなのだろうか。



夜、1時ごろ電話が鳴った。




Bijouxだった。



・・・何一体!
私は怒りで一杯だった。どういう気持ちで電話ができるのだろう。


電話に出て、私は言った。

「何、あのメッセージ。何のつもり。」


Bijouxは、一言


『は?』


その言い方も頭にきた。

Bijouxは、言った。


『何のことか意味がわからない。僕知らないよ。送ってない。
それに、僕言ったよね。

この間バックがなくなって携帯使えないって。
留守電しか聞けないよ。

僕そう言ったでしょ。』


確かにそういってた。でもそれは約一ヶ月位前の話。


「前に話したとき、携帯はすぐ使えるようになると思うって言ってたじゃない。
だから、当然今は使えると思うでしょ。

だったら、使えない間の連絡先とかそういうのを教えて欲しかった。
ひどいメッセージで悲しかった。」


ここまで言ったときに涙が溢れた。


Bijouxはただ言った。
『ごめん。』


そして言った。
『今ペン持ってる?会社の携帯の番号。何かあったらこれに電話して。』


涙はとまらなかった。
Bijouxが言ったことが本当か嘘かはわからない。

それに、Bijouxは悪くないかもしれない。


でも、やっぱり許せなかった。
番号だけ聞いて電話を切った。


席に戻り、友人たちは私を見つめた。心配してくれていた。説明をしたら、安心してくれた。


「ちょっと元気になったみたいだね。よかった。」

自分的には、全然そういう気はしていなかった。でも周りにはそう映るのだろうか。
不思議だった。


結局その日は、3時半ごろに家に帰った。バカみたい。



タクシーに乗って携帯を見ると、Bijouxからの着信が何度か残っていた。
留守電もあった。

でも電話はまだしていない。



何か許せない。
頑固かもしれないけど・・・それが私なんだ。
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by beautifulone | 2007-11-03 10:56 | 恋愛

ほのかな想い


友人2人と週末にホテル・ステイをした。
夕方にラウンジで飲んでいたとき、目を引く男性が入ってきた。

身体を鍛えていて、自分で鏡を見てカッコいい!と思っているようなナルシスト的な容姿。
笑い顔が素敵だった。
目が釘付けになった。

その人は、年の離れた男性と2人で来ていた。
年のころは私の父ぐらいの人と。そして彼らは、私達の横の席に座った。

その2人はとても親しいような感じで、腕にふれあったり普通の仕事関係ではないなと思った。
年の離れたゲイ・カップル?それとも何かな~と私たちは勝手に想像していた。

シャンパンを飲みながら色々なGirl's Talkを楽しんでいる途中、友人は言った。

「ねぇ、あの人あなたのことずっと見てない?」

確かに、彼からの視線は感じていた。
でも彼のことはわざと見ないようにしていたので、目の端で・・・、もしかして、見ている?とひそかに思っていただけだった。

その友達の言葉を聞いて、思わず私は彼を直視してしまった。
彼は私に微笑んだ。


・・・あ、素敵。


素敵な笑顔だった。
それから何だか気になり、チラッと見るようになってしまった。そのたび、彼は私に向かって微笑みかけてきた。

そのラウンジは、特別なフロアに宿泊している宿泊客だけのラウンジ。
変な人はいないはず。と思って気を許したのかもしれない。

それは本当に自然な会話の始まりだった。
話しているうちにわかったこと。一緒に居た人は彼のお父様だった。
似ていないから考えもしなかったけれど、だから仲がよかったんだ。ゲイカップルとか思ってしまったことに何だかおかしくなった。

お父様が一緒だからか、安心感もあり妙に親しみがわき、みんなでラウンジからホテルのバーに移動をしてモヒートを楽しんだ。

お父様はある会社の創始者で教授だった。
友達は言った、『彼は、偉い父親の出張についてきた・・・やんちゃ息子って感じかしら。』と笑った。
何だかその言葉が妙に似合う彼を見て、私もおかしくなった。

私は彼とも席が離れていたのでお父様と一緒にずっと集中をして話をしていた。
そんな彼は私の友人にしつこく聞いていたらしい、『日本人の女性は年上が好きなのか』と
何だか少し嬉しかった。

夜は更け、彼の父親はお部屋に戻り、私たちは3次会へ場所を移した。三次会では色々面白いことがあった。
そして、途中から私と彼は2人きりになった。
正確には、3次会から帰り、みんなで部屋に戻ったあとワインを飲んでいたときに友人たちは途中からは寝てしまったと言った方が正解。

彼は言った。ラウンジでひとめ見たときから気になっていたと。
私にイギリスに来てほしいと何度も繰り返した。
勿論行く理由はない。

そして、彼は私に会いに又日本に来るといった。
来てもらう分にはかまわないけど・・・何故?
私が仕事でイタリアによく行くと知ると、私がイタリアに行っているときに会いに行きたいと言ってきた。
ドキドキした。

彼はもてるだろう。
だから、すべて話し半分に聞いていた。別にそれでいいの・・・でも楽しいひと時だった。

外は段々と明るくなってきた。一体どのくらい一緒におしゃべりをしていたのだろう。
・・・そして、明け方彼は窓の外を見て言った。

『見て、富士山が見える。』

えっ。

窓に向かって私は歩いていった。
そこには、前日の雨が嘘のように、美しい富士山が見えた。

見ている私を、彼は後から抱きしめた。

何だか、とても暖かい気持ちになった。何だろうこの気持ち。

そして彼は、数時間後成田に向かいイギリスに帰っていった。

『2週間後、イタリアで。』 そういい残して。



朝起きてから、私の友人たちは言った。
「あの彼ってああ見えて、結構すごい人みたいよ。Phdを持っている博士だって。パパが言ってたよ。」

そうなんだ。

話をしているとき全然そんなことは言っていなかった。
本当なら自慢してもいいのにね。

家に戻ってGoogleしてみた。
彼の写真や文献がでてきた。私の全然知らない分野。
こんな難しい研究をしているなんてすごいな・・・。ってちょっと感動した。



それと同時に、何て私は熱しやすいタイプなんだろう思った。
まぁ、すぐ冷めるのだろうけれど。
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by beautifulone | 2007-10-29 22:32 | 恋愛

ふとしたこと


NYでのふとしたこと


「今日は寒いね。東京は何度なんだろう。」とふと私は呟いた。


Bijouxは、おもむろにIphoneを取り出して見せてくれた。


『東京は36度。NYは、16度だから20度も違うんだね。』と言った。


何気なく覗き込んだ画面には、NY、Tokyo、そして私たちが一緒に夏休みを過ごすはずの町の名前があった。


Bijouxは、夏休みを過ごす場所の天気を気にして見ていてくれたんだと思ったら嬉しくなった。

別に大したことではないかもしれなし、当然のことなのかも知れないけれど私は感動した。






東京でのふとしたこと


東京への出発が一日遅れるかも知れない。とBijouxは言った。

そんな話をした次の日の朝方Bijouxからメッセージが届いた。



『今から出るから着いたら連絡する。』


自分の頭の中で時差やフライトの時間などを計算して、到着するのは次の日だな・・・と思った。
ところが、同日の夕方携帯を見ると数件の着信。



Bijoux JP



・・・うそ。もう着いたの?

驚いて電話をした。


「今どこ?」

『ホテルだよ。チェックインしたばかり。何時に終わる?』


「どうやって着いたの?
どこでもドアみたい。
今から出るって言う時間と計算が合わないわ。」


『君はおばかさんだね。僕が今から出るって言うときはもう飛行機の中っていう意味だよ。
計算してごらん。』・・・と笑った。



何だか自分は本当にバカなのか、それともBijouxがおかしいのか分からなくなっておかしかった。
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by beautifulone | 2007-10-05 16:41 | 恋愛

⑥ NYの思い出



NYでのこと。


夕方にメッセージが届いた。

『このお店のどちらかを予約して。時間は8時半でいいよ。』


その2つはどちらともとても有名で行ってみたいレストランではあった。
でも何故私が予約をしなくてはいけないのか、理解に苦しんだ。
はっきり言って頭にきた。

メッセージなんて送っている間に自分で予約の電話をするべきじゃないの?って思った。



でもその怒りは押さえ・・・ホテルのコンシェルジェに電話をして、予約をお願いした。
2つのうち、1つはとれず・・・・もう1つは、希望の時間に近い時間で予約がなんとか取れた。
でもそこはプリ・フィックスのメニューしかなかった。
それは私も彼も嫌いだった。

Bijouxにメッセージをいれた後返事が来た。

『プリ・フィックスか・・・。もう1つは何時でも絶対にダメだって?』


この言葉で私は本当に頭にきた。
とにかく頭にきていたので返事はしなかった。


でもホテルのコンシェルジェに理由を説明して予約をしたお店をキャンセルして、もう1つのお店をとにかく予約をしてくれるようにお願いした。


”・・・試しては見ますが、難しいと思います。”


又Bijouxからメッセージが来た。
『もし取れなかったら、Zagatで好きなお店選んで予約をして。』


このメッセージで本当に怒りは頂点に達した。


何でこの人はすべて私にやらせようとするんだろう。
自分は仕事が忙しいっていうの?
傲慢な言い方に頭にきた。


・・・一人で怒りで一杯だった。
今考えると何でこんなことで、頭にきていたのか自分がバカみたいだけれど、その時はもう本当にBijouxに対して怒りを感じていた。


『店は決まった?』


返事をしない私に又メッセージを送ってくる、そんなことも頭にきた。

そんな時に、ホテルのコンシェルジェから電話が来た。
”お時間がかかって申し訳ありませんでした。何とか無理を言っておとりすることが出来ました。”

ほっとした。
一言だけBijouxにメッセージをした。


「Union square cafe 22:00」




お店は、とてもよかった。
NYで一番予約が取れないお店と言われる意味がわかった。
NYでどこに行きたい?と言われたら、きっとここを思い出す気がする。

とにかく、フレンドリーな雰囲気とこだわりのお料理、ワインリスト何から何まで良かった。
Bijouxには頭にきていたけれど、徐々に忘れてきた。

Bijouxはワインリストを見ていった。
『こんなに分厚いワインリスト眺めるだけでも大変だよ。・・・でも僕はもう決めた。』

何のワインを頼んだかは、聞いても教えてくれなかった。


お食事をしながら・・・私は言った。

「とても素敵なお店ね。堅苦しくないのに、食べ物は完璧。
サービスする人もみんなフレンドリーで本当にいい感じ。」

Bijouxは、静かにそして微笑んで言った。

『・・・良かった。
君がアメリカっぽい食事がいいって言ってたから、選ぶのが大変だった。
アメリカっぽいって何だろうと思って・・・どこがいいか考えたよ。
最終的にやっと2つになったから、後は君に選んでもらえばいいかなと思ったけど、結局はもう1つのところより、ここの方が良かったと思う。』


聞きなおした。


「えっ?電話する時間もないし、面倒だから私に電話しろって言ったのかと思った。」


『は?』
それだけしか、Bijouxは言わなかった。


そんな時にワインが運ばれてきた。

”Montevertine Le Pergole Torte 1998”

驚いた。
それは、初めて2人でイタリアに行った時に飲んだ、ワインのビンテージ違いだった。

何故それがそんなに特別かというと、そのワインのラベルは女性の絵が描かれていて、年毎に違うから。
その魅力的なワインの話は時々私たちの話題にのぼっていた。


そして、テーブルに運ばれてきたのは、初めて見たラベル。1998年。

そのときの私はきっと、私は目がこれ以上開けないだろうというぐらい見開いていたのだと思う。
お店の人も多分気づいたのだろう。

Bijouxは、お店の人に言った。

『このワインは、僕たち何度か飲んでいる思い出のものなんですよ。』


その言葉を聞いて、本当にもうBijouxがいとおしくなった。
感激した私は、ラベルをみんな集めたいわねとか、くだらないことをたくさん話した。



楽しい時間は過ぎ、帰り際お店からカードが渡された。


中を開くと、私たちが飲んだワインのラベルがキレイにはがされ、カードに貼られ日付とお店のサインが添えられていた。
c0003216_21525129.jpg

感激をしていた私にBjiouxは言った。


『こういうことを出来るお店っていいよね。やっぱりここっていいね。』

でも私は知っていた、Bijouxはチップに100ドルも渡していたことを。
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by beautifulone | 2007-09-24 13:13 | 恋愛

Bijouxについて



何だか段々と2人の関係が自然になってくる。


それはきっと、お互いがお互いを理解しようと努力しそして、相手が求めていること。
相手が喜ぶことをしようと思いあっているからだと思う。



Bijouxには、計算とか駆け引きとかは一切ない。
自分の利益とか自分を正当化するとかそんなことは関係ない。
正しいと思ったことを口に出す。

こうやって書くととても、やさしい誠実な人に感じるな・・・って自分で思っておかしくなった。

Bijouxというのは、不思議な人で・・・彼の中に私への確かな思いが根底にあることを忘れてしまうほど、彼に躊躇するということはなく強い口調で話すことがある。



正しいこと・・・make sense なことを言う、その言い方が傲慢で怒ったように聞こえるのだ。
だから、そのたびに私はもうやってられない。と思うのだ。

とにかく彼の話し方は、一方的ですべて彼中心に物事を動かそうとしているように感じさせる。


でも根底の部分が分かると、Bijouxというのは誰にも比べられないほど・・・やさしくて、不器用で誠実。




色々な思い出がある、まずはBijouxの帰国の時の事。
前も書いたことがあったと思うけれど、彼は出発の際のパッキング時に本当にイライラして怒りやすくなる。


私は会社だったので、仕事だった。
仕事中に携帯を見ると、着信が数件とメッセージが入っていた。
Bijouxだ。


とりあえず折り返し、電話をした。


『君、ワインを忘れたよ。君の荷物をホテルに預けているでしょ。その番号を教えて。
そこに預けておくから。』


Bijouxが何のことを言っているのかは、すぐ分かった。
3本目のワインのことだ。


1本目は、Bijouxが私の両親にワインをアメリカから持ってきたもの。
2本目は、東京で食事をしたときに飲んで美味しかったワイン・・・たまたま酒屋さんで見つけたときに喜んだ私に買ってくれた。

そして3本目。
京都に行ったときに、2人で飲もうと言って買ってくれたワイン。でも結局飲まなかった。

その3本目のワインの事だ。


「忘れてないよ。置いていったの。それに、私の荷物はもう家に送ってもらっちゃた。」


優しい口調が一気に怖い口調になった。
『は?置いていった?何でもって帰らなかったの?』


「だって一緒に飲めなかったし・・・あなたがお土産にアメリカに持って帰ったらいいと思った。」


『何言ってるの?君のために買ったんだよ。僕がアメリカに持っていく理由はないでしょ。』


Bijouxの口調は怖かった。


でも私はもう慣れていた。今回もいろいろなことがあったから。


「でも、私が持って行っていいとは知らなかった。」


『何バカな事を言ってるんだよ。もういいよ。
このワインをどうすればいいか言って。』


「・・・じゃぁ、もしもらっていいなら・・・。」


『僕は君にあげるって何度も言ったよ!』


Bijouxはエキサイトしている。


「分かった。じゃ、ホテルのフロントに預けておいて。取りに行くから。
もう怒らないで・・ね。ワインありがと。」



『怒ってないんですよ。でももう僕荷物を準備しなきゃ。じゃ、後で。』



・・・怖い人(笑)



そう。
彼に対して、遠慮はいらない。
2人でいるときに買ったものはすべて私と彼のものなのだ。


Bijouxは、何も言わなくてもすべて私の分も用意してくれる。


たとえば、お水。
大きいペットボトル1本と小さい1本。・・・小さいのは私の為。


いつでも必ず私の分を考えている。
そうだった。3本目も素直に、ありがとうと言って持ってくるべきだった。



『想像性』
・・・2人の関係を築いていくには必要なことが3つ。そのうちの1つってBijouxは、言っていた。
何か日本の、”あ・うん”の呼吸みたいと思って聞いたときにおかしくなった。



飛行機の中から電話が来た。


『あまり話せないけど・・・。色々ありがとう。着いたら電話するから。』



本当に面白い人なのだ。
だから・・・・きっと私がBijouxに対してロマンティックなんだ。とは感じないのかもしれない。
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by beautifulone | 2007-09-19 20:29 | 恋愛

⑤ NY の思い出

NYでは素敵なことがたくさんあった。
基本的に彼は、仕事だったので・・・夜の夕食を一緒に食べるコトしか出来なかったけれど心地よい時間を過ごすことができた。

忘れないように覚えていることをつづっておこう。



ロマンティックなレストラン


彼の帰りが遅いので、友人とアペリティフを楽しんでいた。
彼にも言ってあった。

メッセージが届いた。『9時にレストランを予約した。僕は一旦着替えに戻るけど・・・直接場所で待ち合わそうか?』と。
見たときは8時半。
何でこんなにギリギリなんだろう。

「まだ友人と一緒だけど。9時は間に合わない。30分ぐらい遅くなるけどいい?」


『ダメだよ。君のいる場所から遠くないよ。待ってるから。』


私は頭にきた。
友達と一緒にいて、わざわざアペリティフに付き合ってくれているって言うのに、彼女をおいてソソクサト自分だけ出かけろっていうのだろうか。
怒りでいっぱいだった。


その姉のような友人は言った。


”折角の彼との時間なんだから楽しんでいらっしゃい。そのためにNYに来たんでしょ。
怒ったりして無駄な時をすごしちゃだめ!”


怒らないけど・・・でもBijouxには、しっかりと言おうと思った。


お店には結局少し遅れて、9時20分位についた。
そのお店は小さくキャンドルがともり・・・とてもロマンティックなところだった。


彼はもう座っていた。


「ごめんね。遅くなって・・・とっても可愛いお店ね。」

『大丈夫、遅くないよ。僕こそ本当にごめん。
もっと早く連絡をすればよかった。友達といたのにごめん。』



私は彼に事細かく伝えた。
怒っていたこと、友人と一緒で急にBijouxから連絡がきたから”さようなら”というような・・・自分勝手はしたくなかったこと。
こういうことにならないように、これからは早めに連絡をしてくれるように言った。


そのお店はとてもロマンティックなところだった。
そう伝えたら彼は少し嬉しそうに言った。


『ここに来たことのある人にそうやって聞いた。
始めはダメだって言われたんだけど無理に席を作ってもらったんだよ。』


実は、彼が私に色々レストランを選ぶときの参考にするように、NYのZAGATを渡してくれていた。
そこには、こう書いてあった。


”ロマンティックな夜が過ごせるレストラン。ひざまずいてプロポーズしてしまいそうな男性を連れて行かないように。”


Bijouxは、ロマンティックな夜をセッティングしてくれていた。
それを考えただけで怒りがおさまって嬉しくなった。



なんて私は単純なんだろう・・・。
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by beautifulone | 2007-09-13 22:04 | 恋愛


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