遠距離恋愛 ~Bellina~



ほのかな想い


友人2人と週末にホテル・ステイをした。
夕方にラウンジで飲んでいたとき、目を引く男性が入ってきた。

身体を鍛えていて、自分で鏡を見てカッコいい!と思っているようなナルシスト的な容姿。
笑い顔が素敵だった。
目が釘付けになった。

その人は、年の離れた男性と2人で来ていた。
年のころは私の父ぐらいの人と。そして彼らは、私達の横の席に座った。

その2人はとても親しいような感じで、腕にふれあったり普通の仕事関係ではないなと思った。
年の離れたゲイ・カップル?それとも何かな~と私たちは勝手に想像していた。

シャンパンを飲みながら色々なGirl's Talkを楽しんでいる途中、友人は言った。

「ねぇ、あの人あなたのことずっと見てない?」

確かに、彼からの視線は感じていた。
でも彼のことはわざと見ないようにしていたので、目の端で・・・、もしかして、見ている?とひそかに思っていただけだった。

その友達の言葉を聞いて、思わず私は彼を直視してしまった。
彼は私に微笑んだ。


・・・あ、素敵。


素敵な笑顔だった。
それから何だか気になり、チラッと見るようになってしまった。そのたび、彼は私に向かって微笑みかけてきた。

そのラウンジは、特別なフロアに宿泊している宿泊客だけのラウンジ。
変な人はいないはず。と思って気を許したのかもしれない。

それは本当に自然な会話の始まりだった。
話しているうちにわかったこと。一緒に居た人は彼のお父様だった。
似ていないから考えもしなかったけれど、だから仲がよかったんだ。ゲイカップルとか思ってしまったことに何だかおかしくなった。

お父様が一緒だからか、安心感もあり妙に親しみがわき、みんなでラウンジからホテルのバーに移動をしてモヒートを楽しんだ。

お父様はある会社の創始者で教授だった。
友達は言った、『彼は、偉い父親の出張についてきた・・・やんちゃ息子って感じかしら。』と笑った。
何だかその言葉が妙に似合う彼を見て、私もおかしくなった。

私は彼とも席が離れていたのでお父様と一緒にずっと集中をして話をしていた。
そんな彼は私の友人にしつこく聞いていたらしい、『日本人の女性は年上が好きなのか』と
何だか少し嬉しかった。

夜は更け、彼の父親はお部屋に戻り、私たちは3次会へ場所を移した。三次会では色々面白いことがあった。
そして、途中から私と彼は2人きりになった。
正確には、3次会から帰り、みんなで部屋に戻ったあとワインを飲んでいたときに友人たちは途中からは寝てしまったと言った方が正解。

彼は言った。ラウンジでひとめ見たときから気になっていたと。
私にイギリスに来てほしいと何度も繰り返した。
勿論行く理由はない。

そして、彼は私に会いに又日本に来るといった。
来てもらう分にはかまわないけど・・・何故?
私が仕事でイタリアによく行くと知ると、私がイタリアに行っているときに会いに行きたいと言ってきた。
ドキドキした。

彼はもてるだろう。
だから、すべて話し半分に聞いていた。別にそれでいいの・・・でも楽しいひと時だった。

外は段々と明るくなってきた。一体どのくらい一緒におしゃべりをしていたのだろう。
・・・そして、明け方彼は窓の外を見て言った。

『見て、富士山が見える。』

えっ。

窓に向かって私は歩いていった。
そこには、前日の雨が嘘のように、美しい富士山が見えた。

見ている私を、彼は後から抱きしめた。

何だか、とても暖かい気持ちになった。何だろうこの気持ち。

そして彼は、数時間後成田に向かいイギリスに帰っていった。

『2週間後、イタリアで。』 そういい残して。



朝起きてから、私の友人たちは言った。
「あの彼ってああ見えて、結構すごい人みたいよ。Phdを持っている博士だって。パパが言ってたよ。」

そうなんだ。

話をしているとき全然そんなことは言っていなかった。
本当なら自慢してもいいのにね。

家に戻ってGoogleしてみた。
彼の写真や文献がでてきた。私の全然知らない分野。
こんな難しい研究をしているなんてすごいな・・・。ってちょっと感動した。



それと同時に、何て私は熱しやすいタイプなんだろう思った。
まぁ、すぐ冷めるのだろうけれど。
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by beautifulone | 2007-10-29 22:32 | 恋愛
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