私がバカだった。
「仕事も遅くなるだろうし、いけるか分からない・・・。」
『仕事が遅くなるからなんて、そんな言い訳ダメだよ!行きたくないんでしょ(笑)』
ポーカーナイトとは、Tataと友達達が集まってポーカーをするボーイズナイトのようなもの。
この間、
私を友達に合わせるために連れて行ってくれた会。
男の人ばかりで集まっている会をちょっと、おかしいでしょ。
・・・という感じの冗談で、何かあるごとに私たちは”ポーカーナイト”という言葉を使っていた。
でも私にTataが言った、
『明後日、ポーカーナイトだよ。興味ある?一緒に行こうよ。』
その言葉を信じていた。
朝からちょっとウキウキしてどうやって仕事を早く終わらせようかとか考えながら急いで仕事を進めていた。
何の連絡もなかった夕方、メールをしてみようと思いメールを送った。
「ポーカーナイトって今日だったかしら、それとも昨日?」
返事はすぐ来た。
『今日だよ。本当に興味あったの??』
「一緒に行こうって言ってたから行くのかと思ってた。本気にしちゃった。」
『僕は行かないよ。今日はビジネスディナーがあるんだ。ごめん。』
このメールをみて私は、本当に頭に来た。
何か悔しくて、何かバカにされたようで、怒り狂うというような感じがした。
でも、ここでそういうネガティブな感情を出してはいけないと思いさらっと返事をした。
「OK 良い夜をね。」
その後、
『でも・・・その後は多分僕フリーだよ』
普通だったら、嬉しいと思う内容かも知れないけれど・・・まだ私は頭にきていた。
so what ! って感じ。
と思ってちょっとつれないメールを書いてみた。
「あ、じゃポーカーナイトに行くのね。」
『NO!僕が言いたかったのは、ディナーはあるけど・・・もし君が外出する予定なら教えて。』
「今日はオフィスにいると思う。」
・・・それっきり。
何か上手くいかない。
このまま彼は3週間の出張にでるんだ。
でもそれは、丁度いい機会かもしれない。
私にとって何が、そして誰が、一番大切なのか。 きっと分かる。